服のコトナド(仮)

服を中心に書いてます。

【Fashion】安部勇磨という男

おはこばんちわ。
リチャードです。

 

以前に買ったSTUDYというインデペンデントファッションマガジンを読み返していたら、なんと創刊号に安部ちゃんが載っておりました。

 

この雑誌、というか小冊子、といいうかZINEというか、インデペンデントな割に前田晃伸さんをADに、写真に奥山由之さん迎えて大判で制作したりとそこらの雑誌よりはおもしろいんですが毎号高くなってる。

 

というのは置いといて、インタビューから安部ちゃんのアティチュードがにじみ出ていたので一部を紹介したいと思います。

 

「中学生の頃に【N.ハリウッド】にハマって、一時期はそればっかり着ていたんですが、一番上の兄貴にすごく馬鹿にされたんですよ。お前、全然似合ってないぞ、って(笑)。あと、高校に入るとまわりがリサイクルショップで買ったような洋服ばかり着ていたんで、自分のキャラに合わない格好はやめようと思いました。」

それからは、実家の近くにあった三件茶屋のBANKっていう古着屋さんに通うようになって、そこで島田さん(現在はFILMオーナー)に出会ったんです。僕にとっての格好良いって、洋服に金かけてるとかそういうのじゃなくて、島田さんみたいにパッと見た目で格好良いかどうか。

あと、僕は無理せずに楽しみたい。身分相応というか。だから、高い洋服着ていてボロボロの家に住んでいるのとかは考えられないんです。

 

「東京」って田舎者の集まりですよね。だから、上京してきた人たちが華やかなファッションに触れると歯止めが効かなくなる。でも、子供の頃からずっと東京にいるとそういうことには慣れるので、もうちょっと落ち着いていられるんです。

 

「もっとみんな自分に自信持ったら良いと思うんですよ。ダサいって言われたくらいで自分の方向性変えたらダメです。自分の好きな格好をしたら良い。それにファッションの趣味が違っていても、マインドで共感できたら友達になれるじゃないですか。」 

引用:STUDY創刊号「服のはなし」インタビューより

 

出典 : STUDY創刊号「服のはなし」インタビューより

 

 

この日の安部ちゃんのコーデは、A.P.Cのデニムパンツ以外は全て古着。インナーのパーカーは母親が着ていたユニクロ。冬の服選びは「防寒第一」。

この一番上の兄貴って、高橋一生の事ですよね。なるほど。高橋一生が安部ちゃんのファッションアティチュードの土壌を作ったという事か。さすがですね。

そして安部ちゃんと言えば、破天荒すぎるお母さん。そのお母さんのパーカーを着てきていたとかリアル。リアルすぎる。服と生活って切っても切り離せない、ほぼイコールで結ばれる関係ですよね。良い意味で生活感が服から出ています。お母さんとはいろいろあったとは思うけど、やっぱり好きだったんだろうな。

 

この時期の安部ちゃんを服という切り口でインタビューしたSTUDYファウンダーの長畑さんはアンテナセンスが抜群ですね。第一号が創刊されたのが2014年の12月。写真の安部ちゃんの服装の感じから、インタビュー時期は2014年の10月か遅くても11月か。

2014年の9月からネバヤンは今のメンバー体制で正式に活動始めたんだから、眼を付けるのが早いですね。すごい。

 

なんか当たり前なんだけど、ファッション雑誌って服を買わせるため・消費を促すために常に最新のファッションの動向や流行を特集すると思うんだけど。

安部ちゃんみたいな考え方って、ファッションブランドからしたら「危険思想」かもしれない。常に決まったタームで新しい服を作り続けるブランドは、常に服を売り続けないと走って行けない。だから、常に広告をかけてあの手この手で消費者に服を買わせる。そんなブランドについていけるのは体力(財力)がある人だけだけど、ハイブランドとは真逆のファストファッションが今受けてるのは着いて行く体力がない人が増えたからだったり。他にもいろいろ理由はあると思うけど。

けど、最新のシーズンの服の消費を促す目的ではなく、お金をかけずに楽しめる服の側面を切り取るファッション雑誌があったら面白いかも。って思った。

広告主体で作られている既存の雑誌にはまず無理だが、ブランドから広告費をもらわずに運営しているSTUDYにはそんな唯一無二な雑誌作りができそう。ただ大人の事情でなかなか一筋縄にはいかないよね。まる。

 

ファッション系の小言はコチラもあわせてどうぞ▼

richarddjames.hatenablog.com

richarddjames.hatenablog.com

【Fashion】今月号のPOPEYE(10月号)を読んだら、今持っているNew Balanceを大切に履こうと思った

おはこんばんちは。
リチャードです。

タイトル通りなのですが、皆さん今月号のPOPEYEはお読みになったでしょうか。ツイッターを徘徊すると結構評判のようですね。一部を引用させていただきます。


僕も久しぶりに買いました。僕は2013年の9月号「チープシックを知ってるかい?」特集号で、ポパイに目覚めました。当時ブランド志向に凝り固まっていたリチャードは「チープシック」という価値観、安い高いやメゾンブランドかそうでないかは関係なく、「変化なしに何年も着続けられるような、つくりのしっかりした、ベーシックな服」を大切にしようという考え(だったはず)に雷にうたれたような衝撃を受けました。つまり、安かろう悪かろうでも無く、ブランドを毛嫌いする事でもない。何年いや、何十年先もずっと大切に着続けたいと思える、そしてずっと着続けられるしっかりとした作りの服っていいよね。っていうことだ。流行とかそんなんじゃねぇ。

 

その号以来、というかArt Directorが前田伸晃さんに変わってからずっと買い続けていた。が、いつしか惰性で買っているのに気がつき読みたい号だけを買う事にしてからはここ最近は買ってなかった。

 

前置きが長くなってしまいました。ってわけで、久しぶりに買った今号のハイライトはやはりアンディー・スペード氏の「THE CLASSIC HANDBOOK for CITY BOYS」ではないだろうか。

 

【これはクラシックな着こなしの指南書ではない。クラシックな着こなしの裏にある“考え方”のひとつである。】

 上の一文は、例のハンドブックの冒頭にある導入である。アンディー氏の自分なりの着こなしの哲学を紹介するという book in book という訳だ。氏はこう語っている。

 

「それをそのまま真似しろと君に言っている訳じゃないことを最初にここではっきりさせておきたい。(中略)僕がやることなんて、やるな。君がやりたいことをやれ。自分自身でいる事が大事だ。服よりもマインドが大事だ。マインドは服を導くが、服がマインドを導く事などない。服の背景にある思想こそがすべてなんだ。(攻略)」

 

なるほど。

服よりもマインドが大事で、服を操れるのはマインドだけだということか。似たような文章を以前どこかでみたよry)

つまり、これが正しいという訳では無く、あくまで「アンディースペードだって、こんな着こなしもアリとしているんだよ」ということか。

そしてアンディーが正しい訳ではなく、というか正しいとか悪いとかではなく、「ここまで過激にやっちゃうのもアリ!でもクラシックに正統派に着るのもいいよね!みんな違ってみんないいよね!」という懐の深い価値観と、服を自由にきる楽しみをポパイは伝えたい訳だ。好きだ。

 

個人的には、「面白いなー、うまく行くならやってみたいなぁ」と思ったのがこちら。

 M990のデザインはもともと野暮ったさもあり、どこぞの無名メーカーでも作れそうなスニーカーっぽいデザインが特徴なのだが、そのNロゴがNew Balanceとしてのブランドを主張しすぎていた。そこで、Nを剥がしてしまったという訳なのだが、なかなかどうしてかっこいいじゃない。アンディーさんはもっとコンセプチュアルなアイデアから剥がしている用ですが。この匿名性の塊みたいなスニーカーとても大好きです。よく見ると、グレーのシューレースに変えてるね。

 

とどのつまり、遊び心を忘れないという事かしら。
伝統を大切にしつつ、自分らしさ、ユニークさ、遊び心を大切にする。
でも、お金のないリチャードにはここまで遊ぶ勇気はありませんでしたとさ。
だってM990って1足2万5000円もするんだよ。お金持ちの遊びだった。まる。 

 

[rakuten:sugarltd:10394137:detail]

[rakuten:t-supply:10000772:detail]

[rakuten:ltd-online:10019758:detail]

【Fashion】Supreme好きな方々に読んでほしい

 

おはこんばんちわ。
リチャードです。

今日は、警鐘をならすため書きます。というか提言?
誰に向かって提言するのか。そうSupreme大好きな皆様方です。

f:id:richardDjames:20170924131336j:plain

 

昨今、右をみても左をみてもSupreme、Supreme、、、Supreme!
渋谷で、歩いている人の服をみたら【S】と【u】と【p】と【r】と【e】と【m】と【e】の文字配列。土日になれば当たり前になった渋谷の行列。Supremeバブルが絶頂期であります。

 

服なんて「人に迷惑かけないレベルで自由に着れば」特に、問題等ないのです。ないんですけどね、無いんですけど、全身【S】〜【e】を配列した服と帽子と、例の文字が刻まれたバッグパック、例の文字が刻まれたそしてスニーカーに身を包みドヤ顔をしている大学生っぽいBOYSを観ると。虚しい気持ちになります。そう、、、過去の自分をみているようで、、、ね。最近は女の子もこの文字の配列に魅了されて着ている子をよくみますが、、何も知らずにただ身につけることに満足しているのだろうと思うと、、、。

 

私も10年来のSupreme好きであり、20周年のBOXロゴTeeに前日21時から渋谷店に並んだ事もあるほど今も好きであります。しかし今ではSupremeと私の関係は大きく変化しており、現在は基本的に毎シーズンのコレクションをチェックしたり、Teaserをチェックするくらいです。今でも好きか嫌いかで言えば、当然好きです。はい。


そんな私が10年の時を経て気づいた事を、日夜ヤフオクやメルカリで新作や過去の名作をチェックするSupremerの皆様にお伝えさせていただきます。

 

 

露骨なSupremeアピールは痛い。

前提としてSupremeでも何でも、ブランドを着るというのはアピールしてなんぼ。無人島で高級な服と、機能性のある服どちらを選ぶかと言われれば答えは1択です。ブランドものは、他者からの反応ありき。「かっこいいね」でも「ダサい」だのアンチな反応でもいい。どんな反応にしろ他者からの刺激を受ける事で、初めて満足を得ます。

アピールする事はいいとして、アピールの仕方がシュプリーマーは痛い。確かに、商業主義アメリカらしいロゴドン!デザインは、Supremeらしいデザインです。ただし、全身に英語の7文字をレイアウトするだけが全てなのかい?。私はそう問いたいです。どうせアピールするなら、さりげないアピールがいいと思います。これまた、意識高い系シュプリーマーという揶揄が飛んできそうですが、僕はこちらの方が断然好印象ですしセンスを感じる。日本的なアピールと言える。

f:id:richardDjames:20170923200826j:plain

エーロンの着こなし。Supremeの無地のZIPパーカー。



 

毎シーズンでる定番アイテムこそ最高

これに尽きます。毎シーズン欠かさず出るポケT、オックスフォードシャツ、コーデュロイのワークパンツ、リジッドデニム。ここらへんのアイテムはたいてい赤いタグが着いているのみ。ここらのアイテムをサラっと着こなすのがである。

f:id:richardDjames:20170923200011j:plain

シンプルなオックスフォードシャツ。生地もしっかりしており、赤タグが映える。


 

何を着るかではなく、どう着るか

そもそも論になってしまいました。なんのブランドを着るかではなく、服をどう着るか。この考えがSupremerの方々は抜けています。Supremeの服を着とけば「オシャレ」。頭の中はSupremeを着る事しか考えていません。ある種、考える事をやめています。ただSupremeを選んだだけでは意味がありません。Supreme≠オシャレなのです。もう一度言います。Supremeはオシャレではありません。ぼくが思うオシャレな人とは、ブランドの背景・元ネタを知りつつも、新品・古着を超えて服のジャンル引き出しが多く、ブランドに縛られずに自由に楽しむ人だと思います。

 

 

Supremeのサンプリングネタを楽しむ

Supremeというブランドはスケートブランドなので、ストリート文化に根ざしたクリエイティブマインドを大切にしています。とくにトラックメイキングで有名サンプリングという手法を服にも反映させており、毎シーズンでるアイテムのデザインのほとんどに元ネタがあります。というか今時、元ネタの無いブランドを探す方がありませんが難しい。マルジェラだって、フランス軍のユニフォームやトレーニングウェアをサンプリングしてますし。おすし。
Supremeの場合は、Nike、Adidas、Ralph Lauren・polo sportsやTommy HilfigerやNauticaなどの90年代頃のアーカイブスからの引用・サンプリングが多いです。そうやって元ネタが何かを知る事で、古着に触れて楽しむこともSupremeの楽しみ方の一つです。てか、オリジナルネタほぼ0説?

 

 

f:id:richardDjames:20170923200609j:plain

パクリではなく、サンプリング

 

www.instagram.com

 

 

 

結論 : 阿部ちゃんの感じヤバい

Supremeみたいに高い服に毎シーズン・毎月何万もつぎ込んでいたらいくらお金があっても足りません。それだけ魅力があるのはわかりますが、しまいには身の丈に合わないSupremeとの付き合いになれば本末転倒です。※お金に余裕のある方は自由に楽しんでください。

服の選び方や等身大のセンスはネバヤンの阿部ちゃんがとてもいいお手本です。彼のように無理して楽しむのではなく、手の届く範囲で服を楽しむ。そして、Supremeにつぎ込んでいたお金を貯金するのもよし。彼女と美味しい焼き肉食べいくもよし。旅行に行って楽思い出を作るもよし。親へのプレゼントに使うもよし。そんな楽しみ方も、人生を楽しくしてくれるのでないかと最近感じます。

 

f:id:richardDjames:20170923195154j:plain

背伸びをせずに、自分の無理のない範囲で服を楽しむ生き方のお手本。阿部ちゃん。


服なんて毎月買うもんじゃない。Supremeだけが服じゃないんだよ。まる。

 

▼Supreme・ネバヤン関連の記事もどうぞ

 



 

1000円ランチ at 神宮前


おはこんばんちは。
リチャードです。

 

先日、神宮前近くの中華屋さんにてお昼を頂いてきました。神宮前は会社の近くなので、よく食べに行くお店がこのあたりによくあります。またちょこちょこブログで紹介して参ります。

 

この日は、9月も21だというのにカンカン照り。

f:id:richardDjames:20170923173711j:plain

千駄ヶ谷のホープ軒前から青山方面に向かいます

f:id:richardDjames:20170923173653j:plain

いい天気。

 5分ほど歩けば、左手に見えてきますのが
【中華料理 上海】
店員はホールも含めて全員中国の方。厨房では「中川家の礼二いるの?」って感じの中国語が飛び交っています。

 

f:id:richardDjames:20170923175238j:plain

お店の佇まいはこんな感じ。派手。

f:id:richardDjames:20170923175309j:plain

ランチメニューがお店の前に。こういうのありがたい。

できれば麺行きたい所ですが、炭水化物大量摂取を危惧してAの【ピーマンと豚肉細切り炒め】をチョイス。

お昼時を少し外した時間でしたので?店内は2〜3人のお客さんがちらほら。

f:id:richardDjames:20170923175843j:plain

赤使いが多い。中国感強め。

注文してから5分ちょっとで出てきました。めちゃ早い。

f:id:richardDjames:20170923180340j:plain

Aのピーマンと豚肉の細切り炒め。熱々。
  • ご飯はお変わり自由
  • 豚肉炒めが熱々で口の中やけどするけど、量も多くうまい
  • 麻婆豆腐が全然辛くない
  • 中華スープは安心の味
  • 杏仁ゼリーは買ったやつ感強め 

 

1000円握りしめて入店すると、おなか一杯になり150円おつりが来ます。 

美味しかったのでおすすめです。まる。

f:id:richardDjames:20170923181304j:plain

 

自己紹介 -リチャードという人物-

初めましてこんにちは。
此度ブログをはじめました、リチャードです。
以後よろしくお願いいたします。

(諸事情ではじめてすぐにアカウント削除して、再度作りました。)

簡単に自己紹介。

東京のとあるデザイン専門学校に2年通い、

都内の広告制作事務所にてサビ残ばりばりしております。

転職もそろそろ視野にいれてたいり、、

 

好きなアーティストは、

(ヒップホップ勢多数)

 

最近気になる・ミュージシャンは、

 

好きなデザイナー・アーティストは、

 

よく読む雑誌は

 

いろんなテーマでブログを書いていこうと思っておりますがおおまかには、

  • 「Design&Art」
  • 「Fashion」
  • 「Music」
  • 「Culture」
  • 「Life」

を中心に書いて行きたいと思います。

 

あと、休日はもっぱら池袋中心に生きているので
池袋のことについてもいろいろ書きたいとも思っております。

 

このブログの目標イメージとしては、

観音クリエイションさんの様なずっとみていられるブログを目指して参ります。

 

▼観音さんのブログ(人生超超満喫しています。うらやまけしからん。)

kannnonn.com

 

 

それでは長く続けられるよう頑張って参ります。まる。